目醒めし者よ – The One –

  

   

“There is a difference

between knowing the path

and walking the path.”

 

「道を知っていることと、

実際にその道を歩くことは別だ」

 

映画『マトリックス』の中で

モーフィアスはネオにそう言いました。

 

とても深い言葉だと思います。

 

仮想現実

 

マトリックスの世界では

人類は仮想現実の中で眠っていました。

 

自分で考え、

選んでいると思いながら

 

実際は、プログラム通りに

反応しているだけ。

 

人々は、コードに支配されている。

 

これは、映画だけの話でしょうか。

 

仏教、グノーシス、プラトン

 

何千年も前から、

世界中の宗教や哲学者が

同じようなことを語り継いでいます。

 

世界

 

タロットの大アルカナには

「世界(The World)」

というカードがあります。

 

 

大アルカナの21番。

 

0番の「愚者」から始まる旅の

最後のカードです。

 

世界のカードは

「完成」「完結」の意味を持ち

輪の中で踊る人物が描かれています。

 

この輪は

完成されたプログラムの象徴です。

 

そして、

この三次元世界における

さまざまな制限を象徴しています。

 

肉体

時間

空間

重力

 

そして、二元性。

 

二元性

 

私たちは

二元性の世界で生きています。

 

良い/悪い

成功/失敗

勝ち/負け

男/女

高/低

愛される/愛されない

価値がある/価値がない

 

この世界では

人や物の価値が為替のように

常に上がったり下がったりしています。

 

そして私たちは、その枠組みの中で

自分と他者を比較し、ジャッジし

 

誰かを負かしたり

優越感に浸ったり

承認欲求を満たしたりしています。

 

もちろん、その逆も然り。

 

こうであったら、

私は自分の価値を認めてあげる

 

こうであったら、

私は自分を愛してあげる

 

二元性の世界は、

いつも「条件」がついています。

  

 

枠の外へ

 

でも、ある時

その枠に違和感を感じる瞬間が来ます。

 

相手の条件も

自分の条件も

満たす気力が起きなくなるからです。

 

そういった時、

会社を辞めるかもしれないし

パートナーとの関係を清算するかもしれない

 

自分で決断したのではなく

 

辞めさせられたり

逃げ出すような形で

その枠を出ることもあるでしょう。

 

それが、どんな形であれ

 

あなたの魂が

 

本当の自分に目醒めるために

覚醒するために

 

起こったことなのです。

 

枠から抜け出し

再び「愚者」へと

 

私たちは何度も、「0」に戻ります。

 

愚者

 

タロットの大アルカナは

「0」の愚者(The Fool)から始まります。

 

 

愚者は、崖の淵に立っています。

 

でも、恐れてはいません。

 

愚者の絵は

銃を向けられたネオと重なります。

 

覚醒したネオは

銃弾を恐れませんでした。

 

なぜなら、それがコードであることを

悟っていたからです。

 

愚者もまた

この世界のルール、制限が、

幻想であることを悟っています。

 

権力や常識の外側。

 

すなわち、愚者とは

二元性の枠の外にいる存在です。

 

ゼロ

無限の可能性

 

そして、本来

私たちは「愚者」のような存在です。

  

螺旋の旅

 

私たちは、

外側に何かを獲得しにいこうとする冒険と

内なる答えを探し求める旅を通して

 

何度も何度も、

「世界」から「愚者」への移行を

繰り返します。

 

ある枠組み、信念の中で生きて

その枠に違和感を感じて

 

枠を超え、また新しい旅に出る。

 

その都度、刷り込まれた

ルールや信念を刷新しながら。

 

タロットの大アルカナ22枚は

この旅のアーキタイプを描いています。

 

「愚者」から始まり

様々な試練と学びを経て

「世界」に至る。

 

そしてまた、「愚者」に戻る。

 

何度も何度も、螺旋階段を上るように

私たちは覚醒していきます。

 

本当の自分へと

  

 

言葉

 

マトリックスの世界を構成していたのは

「コード」でした。

 

そして、

私たちの世界を構成するコードとは

「言葉」です。

 

「私なんて」

「どうせ無理」

「私には価値がない」

 

そんな言葉を

無意識に使っていませんか?

 

あなたの世界は、

あなたが無意識に使う言葉によって

創られていることを、知っていますか?

 

信頼と愛

 

モーフィアスは

ネオを「救世主」だと信じて

疑いませんでした。

 

ネオ自身が信じられなくても

モーフィアスは信じ続け

 

自らの命を懸けてまで

ネオを守ろうとしました。

 

その絶対的な信頼が

ネオの道を支え続けました。

 

トリニティーはネオに愛を与えました。

 

ネオが銃弾に倒れ

心臓が止まった時

 

トリニティーはネオに言いました。

 

“I love you.”

その言葉で、ネオは蘇りました。

 

死さえもプログラムであることを

悟ったのです。

  

言葉には、現実創造の力があります。

 

自分を縛るコードにもなれば

自分を解放するコードにもなる

 

そして、

 

信頼と愛は

道を歩むための力になる

  

枠を超える者

 

「大谷翔平の言葉」という本から

彼の世界を垣間見ることができます。

 

「できない」と決めつけないで

「できる」と信じよう

 

好きな言葉は

「先入観は可能を不可能にする」

という言葉です。

   

ルールは自らの活躍で変えていく

   

限界を決めるな。

人はどこまでも成長できる

  

 

大谷翔平さんの言葉の中には

「言葉の持つ力を大切にしよう」

というものもありました。

 

彼は、

世界を創っているのが言葉であることを

理解しているのだと思います。

 

そして、彼のプログラムは

「枠を超えること」

がデフォルトになっています。

 

だからこそ、誰も成し得なかった

偉業を達成することができ

 

これからも

枠をどんどん超え続けていくでしょう。

 

真の導き

 

マトリックスの中で

預言者はネオに

「あなたは救世主だ」と教えませんでした。

 

道を歩く前に

答えを知っても意味がないからです。

 

どれだけ道を知ろうとしても

どれだけ正解を探しても

 

歩いた先にしか

「答え」はないのです。

 

預言者の役割は

答えを与えることではなく

道を照らすこと。

 

そして、タロットのような占いも

 

本来は、

答えを教えてくれるものではありません。

 

答えを教えてくれると錯覚することは

実は、答えから遠ざかることなのです。

 

タロットは、道を照らすもの

 

いつだって、歩くのは自分自身

 

道を歩く

 

“There is a difference

between knowing the path

and walking the path.”

 

道を知ることと、歩くことは別。

 

どれだけ本を読んでも

どれだけ占いに通っても

どれだけ誰かに答えを求めても

 

歩かなければ、何も始まらない

 

そして、

道は最初からあるものではなく

 

歩きながら、

自分で創っていくもの

 

映画の最後、

覚醒したネオは空を飛びました。

 

重力という、誰もが

「当たり前」だと信じていた制限すら

 

本当の自分に目醒めた者には

通用しないのです。

 

  

あなたは普段、

 

どんな言葉を

自分に対して使っていますか?

 

大切な人に

どんな言葉をかけていますか?

 

どんな言葉で

あなたの世界を創っていますか?

 

今、目の前に広がるこの世界が

実はプログラムされた仮想現実であり

 

その枠を一歩踏み超えた瞬間に

 

私たちは、本当の自分の個性や才能を

羽ばたかせることができる

 

そう信じて

 

ゆっくりと、自分の中にある言葉を

見つめ直してみたいと思います。

 

この一年を振り返りながら。

 

あなたも、もしよければ一緒に

この世界の枠を超えていきましょう。

 

そして、目醒めましょう。

本当の自分へ

 

私たちは、

永遠の探究者(The Seeker)です。