今日は、母と、ウクライナ国立バレエ団、旧キエフバレエのガラ公演に行ってきました。キエフバレエといえば、世界の三大バレエ団とも言われる、素晴らしいバレエ団です。
公演の場所は、地元豊橋の旧勤労福祉会館という会場でした。
豊橋でこのような公演が催されることはとても珍しいですから、この公演を知った時には、本当に驚きました。
そして勤労福祉会館は、私が幼少の頃から、大学生になるまでの間、欠かさずに毎年出演していたバレエ教室の発表公演会をしていた場所で、私にとっても母にとっても、とても思い出深い場所であるからこそ、この公演は絶対に行きたいと思っていました。
舞台は、本当に素晴らしくて・・・
幕が開いてから最後の瞬間まで、ずっと感動をいただきました。
最高の踊りでした。
ウクライナがロシアからの軍事侵攻を受け、キエフバレエのバレエダンサーたちは世界中に避難し、散り散りになりましたが、この公演をきっかけに、少人数ではありますが、また集まれたそうです。
キエフはひどい状況にあり、多く人が命を落としている中で、遠く離れた日本に来て、それも地方都市に来てくださり
そして、ウクライナ人の誇りと共に、素晴らしい踊りを見せてくださいました。
どれだけ大変だったでしょうか・・・
避難生活を余儀なくされる中で、レッスンもまともにできず、そんな中で日本に来て踊ることは、本当に大変なことだったと思います。
それでも、こんなに素晴らしい踊りができるなんて。こんなに素晴らしい笑顔を見せてくれるなんて。
胸が苦しくなりました。
なぜ、自分の愛する国が、暴力をもって侵攻されなければならないのか。
本当に苦しく、辛い状況の中、ウクライナ人の誇りを胸に。来られなかった、ウクライナに残ると決めた仲間の分まで、最高のバレエを魅せてくれました。
だから、ずっと涙が止まらなくて。
バレエダンサーたちの想いの強さが伝わってきたからこそ
観客は皆
その強さに驚かされ
感動し
最後はカーテンコールがやまず、スタンディングオベーションで幕を閉じました。
こちらが、今回の公演に出演されていた、キエフバレエ プリンシパルの、アンナ・ムロムツェワさんのインタビュー動画です。
https://youtu.be/wxCXJWcQKi0
https://youtu.be/wxCXJWcQKi0https://youtu.be/wxCXJWcQKi0
一時は、終わらない戦況に「戦争が起き、人が亡くなっているときに、バレエなんてやる必要があるのか」「踊るのをやめようか」とも思われたそうです。
でも、今回の公演が決まり「ウクライナの人々がいかに勇気があり、いかに強いか伝えたい」
「世界の人々に、ウクライナについて語ってもらう。そのために全力を尽くしたい」と語っておられます。
私は寄付をすることくらいしかできることがありませんが、どうか、ダンサーたちが
そして、ウクライナのすべての人たちが
一日でも早く、安全、安心できる環境で生活することができますように。
愛する自国で、愛する大切な人たちと、平和な日々をおくれますように。
心から祈りたいと思います。。
今日のバレエガラでは、「瀕死の白鳥」や「海賊」、「ラ・バヤデール」が含まれており、
これらは、私が過去に、同じ場所で踊ったことがある演目だったので、とても懐かしく、とても嬉しくなりました。
YouTubeでバレエが見放題の素晴らしい時代であり、毎日のように、YouTubeでバレエ鑑賞をしていますが、このようにリアルな公演は、やはり動画とは比べ物にならないほどの感動を与えてくれます。
またこのような機会を楽しみにしたいと思います。
MARIA LILY