TODAY’s ORACLE【人生の試練・制限】宿命論vs自由意志/占星術の歴史を遡る

 

今日は、こちらのオラクルカードを開封しました。

 

 

ヘヴンリーボディーズ アストロロジー

(日本語版)

 

大人気のオラクルカードです💗

 

海外のYouTuberさんがご紹介されていたのを見て以来、ずっと欲しいと思っていたのですが、その時は英語版しかなかったため諦めていましたが、日本語版を作っていただけて本当に嬉しいです。

 

早速購入しまして、今日開封をしたのですが・・・

 

アーティストのリリー・アシュウェルさん

 

本当に素晴らしいデッキでした。繊細なアートワークが本当に素敵です。

 

細かいところにまでこだわって作られたことが伝わってくる、心が満たされるオラクルカードでした。

 

さらに、解説書には占星術の知識が載っており、勉強にもなると思います。

 

 

この一冊で占星術の知識を網羅するのは不可能ですが、占星術を知るきっかけとして、初心者の方にもお勧めできる作品だと思います。

 

さて、ファーストリーディングです。

 

「今、私たちに必要なメッセージをください」

 

そうお願いして、出てきてくれたカードはこの2枚。

 

 

「Air(風)」と「Saturn(土星)」

 

今日は、この2枚からのメッセージを受け取りお伝えします。

 

土星とは、占星術の中で、「試練」や「制限」を表します。

 

人生には、「試練」や「制限」がつきものです。

 

自我(エゴ)とのバランスをとりながら、社会生活を送っていこうとするならば、「試練」や「制限」を乗り越え克服し、自己を成長・成熟させていかなければなりません。

 

さらに、もっと言えば、この世界は不条理なことに溢れています。

 

戦争、殺人、災害、差別、病気、貧困 etc

 

あげ出したらキリがありません。

 

たまたま日本に生まれたから、私は今、衣食住に恵まれています。

  

でも他の国では、生まれた時から教育を受けることができず、朝から夜まで働き続けている子供たちがいます。

 

たまたま、日本は今戦争をしていません。

 

でも他の国では、戦争や紛争によって多く人が亡くなり、辛く苦しい思いをしている人がたくさんいます。

 

そして、明日は我が身です。

 

どれだけ文明が進化しようとも、このような試練や不条理さを、人類は克服することができないのでしょうか。

 

そうではありません。

 

人類は、何千年にもわたり、こういった不条理さをなくすため、ずっと努力をし続けてきました。

 

医学の進歩によって、多くの人の寿命が伸びたように、様々な試練を乗り越えてきたのです。

 

数学や、化学や、農学や、天文学や、プログラミングや、心理学や、様々な分野で、多くの人たちが努力をしてくださり、私たちの命は守られ、生活が支えられています。

 

このように、私たち一人一人が与えられた才能を生かし、地球の進化に貢献するために、

 

「学ぶ」ことが大切であると伝えてくれています。

 

「Air(風)」のエレメントは「知識」を表します。

 

どんなことでもいいから、興味があることについて本を読んだり、誰かから学んでみること。

 

神様は、人類が進歩をするために、「好奇心」という素晴らしい才能の種を与えてくれました。

 

それを発芽させてあげること。種のまま腐らせてしまうことのないように。

 

私の場合は、エステティックや占いといったところに興味がありますので、それについて学んでいます。

 

自分が学び、得意を生かすことで、誰かのお力になれたら嬉しいと思うからです。

 

人のお役に立つためには、行動し、学び続け、自分自身が「試練」や「制限」を乗り越え克服し、どこまでも成長し続けていく必要があります。

 

そうやって、

 

日々努力を積み重ねていくこと、

自分を進化させていくこと、

人のお役に立つために、毎日何かに打ち込んで、目の前のことを一生懸命にやることが、

  

今日を幸せに生きる秘訣であり、人生を豊かにする方法であると、伝えてくれました。

 

貴方の、好奇心がくすぐられることは何ですか?

 

  

そして、今日は、占星術についてよく知らないという方のために、占星術の歴史についてもご紹介をしたいと思います。(長くなってしまうので、ご興味がある方だけ、お付き合いください💗)

 

人間が天の動きへ積極的に注意を向けるようになったのは、紀元前6000年メソポタミアのシュメール文明まで遡ります。

 

紀元前2400年頃には、天の観察に基づく占星術的な記録が残っており、

  

何千年もの間、人間は、文明の中における重要な出来事と、惑星の周期との関係性を観察し、それによって占星術、天文学というものを発達させてきました。

 

天文学と占星術は、1800年代まで、実は明確に分離されていなかったのです。

 

 

かつて、自然界の作用と人間が一体化していた時代がありました。

 

人間が自然界の歯車として、大きな生命圏の一つに組み込まれているという考えのもとでは、占星術という天体の動きやその影響を読む技術が有用だったのです。

 

紀元前331年、アレクサンダー大王がカルデアを征服した際に、ギリシャ文化はバビロニアの占星術を引き継ぎました。

 

そしてギリシャ人の中で、数学、医学、幾何学、哲学などの分野の研究が進むにつれ、占星術はそれらの中心に置かれ、あらゆる要素を包含するものと考えられました。現代の惑星の名称や、それらに対する私たちの基本的な知識は、ギリシャの文献に由来しています。

 

ローマ帝国崩壊後、西洋占星術は一度崩壊を迎えますが、アラビア人が後継者となり伝承され、500年あまりの時を経て、再び占星術が西洋の知識の土台になっていきます。

 

中世からルネサンスの終わりまで、占星術は進化と発展を続けました。

 

数学や計測技術の発展は、より正確なチャートの作成が可能となり、占星術はこの時代の文化の基礎を成すものの一部として、ヒーラーや医師、宮廷のお抱え占星術家たちによって実践され

 

その時代の教養がある人たちから、占星術の理論や技術は、大きな信頼を得ていきました。

 

占星術が実際にどのようなことに対し使われていたのかというと、もともとは作物の刈り込みや収穫の時期を読むためのものでしたが、

 

惑星の周期がいかに世界の出来事と関連しているか、占星術家たちの知識が蓄積されていくにつれ、その技術の焦点は、王に関する出来事や、王国の成長、繁栄へと向けられていきました。

 

政治的な事柄の他には、出生占星術によって、人生の長さ、健康、子供、金銭についての分析にも使われました。もちろん、これらは貴族などの特権階級のものでしたが。

 

その他には、自然現象を予測するために使われたり、経済に関するファイナンシャル占星術というものもあります。多くのファイナンシャル占星術家は、プロフェッショナルな投資家でもあるそうです。

 

このように、占星術というのは本当に長い歴史の中で、医学と同様、人類の進化と共に発展してきたものではあるのですが、

 

医学とは違い、科学的な根拠はありません。ですから、占いというのは長い歴史があり、多くの専門家たちが研究を続けている学問であっても、軽視されてしまうところがあります。

 

昨日、私もブログの中で、「占いは参考程度にするべきだ」と書きました。

 

そう。

 

人間の意識の発達と、占星術というのは、複雑な関係性にあるのです。私的には、ここがとても興味深いところ。

 

「私たちの人生は、あらかじめ計画されているものなのか(宿命論)」

 

それとも、

 

「人生とは、完全に自分たちが作り出していけるものなのか(自由意志)」

 

という「宿命論vs自由意志」という議論が、何世紀にもわたり繰り返されているのです。

 

 

キリスト教には「人が救済か地獄どちらへと向かうかは、個々人の意識的な選択にかかっている」という教義があります。

 

従って、真逆の信念体系を持つ占星術家は、教会によって幾度となく攻撃を受け、破滅に追いやられました。

 

法律によって占いが禁止となり、かつては宮廷で王に仕える占星術家だった人たちは、魔術師のような扱いを受け、その権威を奪われました。(この時代、アロマセラピストも教会によって魔女狩りにあいました)

 

ちなみに私は、前世で魔女狩りにあったことがあると、ある方に言われたことがありますが、前世でも恐らくアロマや占いをやっていたのだと思います。(前世という概念を信じているわけではありませんが、もしあるとするならばのお話です。)

 

さて、今日の占いやスピリチュアル界はどうでしょうか。

 

星占いは国民的エンターテイメントですから、多くのメディアによって未来の予測や予言が盛んにされている一方で、

 

書店に並ぶ多くの自己啓発本には、絶対的な自由意志という人間の能力を強くすることの必要性が力説されています。

 

自分の意志によって人生の選択をし、さらに自分自身が創った人生に対して責任を持つことを学ぶことが重要であると教えているのです。

 

これは、占星術の持つ性質とは真逆の考え方です。これが真実であるならば、占星術の予言は正確なものにはなり得ませんし、人気になることもないはずなのですが・・・

 

さらに過去世がどうとか、すべては自分で決めてきたのだとか、風の時代がどうとか、etc..

 

本当に、様々な人が、自由に発信をしていますから、何を信じるかが難しい時代ですよね。(悪質な霊感商法も蔓延っていますから、要注意です)

 

ですが私は、「宿命論」「自由意志論」といった難しいことは一旦横に置き、

 

エンターテイメントとして「占い」を楽しむ文化の日本が、そのバランスを保てているのなら、素敵だと思います。海外に比べ、宗教への信仰心が少ない日本の国民性がそれを許しているのかもしれません。

 

その人にとって有用な理論や技術は、どんどん活用していくべきですが、やはり科学的根拠はありませんから、高額すぎるものは疑った方が良いですし、本物の知識を持っている人もほんのひと握りです。盲信はしないようにしましょう。

 

占いに依存し自分で考えらなくなったりするのは問題ですが、占いを情報提供として取り入れ、最終的な判断は自分の意思で行うこと。

 

大切なこと、譲れないことに関しては、自分の意思によって選択し、人生を創り上げていくことが、幸せになるための第一歩であると、私は考えています。

 

皆さまは、どう思われますか??

 

 

さて、今日も長くなってしまい、申し訳ありません。お付き合いいただき、本当にありがとうございます。こういったお話は、いつまでもしていたい・・・まだまだ全然書き足りません。

 

それでは、今日もお疲れ様でした。

明日も、素晴らしい一日でありますように💗

 

愛を込めて

MARIA LILY