Queen of WANDS
&
4 of CUPS
by THE FOUNTAIN TAROT
明るいカードと暗いカード。
ポジティブなカードとネガティブなカード。
カードの性質がとてもわかりやすいアートワークですね。
人間は、多面的で重層的であり、場面によって様々なペルソナ(仮面)を持ちながら生きています。
どんな人の中にも、
Queen of WANDSのように、ポジディブで明るくて、積極的で自信に満ち溢れる瞬間もあれば、
4 of CUPSのように、ネガティブで暗くて、消極的で自己憐憫に浸りたい瞬間もあるのです。
この2枚のカードに描かれる二人の人物の性質は、紛れもなく誰の中にも内在しています。
極端に分かれているわけではなくて、グラデーションとして存在しているわけなのですが
私という人間は、「明るい人間」なのではなく、「明るいところもあれば、暗いところもある人間」なのであり、
「優しいところもあれば、冷たいところもある人間」なのであると、自分自身がまずは認識をすることが重要なのだと、この二枚のカードが伝えてくれています。
例えば、自分を「優れた人間である」「優れた人間でなければならない」という強い信念を持っている人は、
それによって、人一倍自分を律し努力ができるという側面もありますが、
一方で、そうできない自分に対し、強い嫌悪感を抱き、否定・批判してしまうような側面も出てきてしまうように
良い部分、光の部分、ある一面の自分しか認められない、受け入れられないという考え方は、実は、苦しみの根源なのではないかと感じています。
貴方の中にある、ダメだと思う部分、未熟な部分、闇の部分をも受け入れていくことが大切で、
貴方の中のQueen of WANDSが良くて、4 of CUPSがダメだとジャッジをすること自体が、そもそも必要のないことなのだと伝えてくれました。
どっちも大切で、必要であり、尊い貴方の感情です。
貴方の中の子供を抱きしめるように、しっかりと受け止めてあげましょう。
そんなメッセージを受け取りましたが、
実はこれについて、
「自分には優れている面、良い面も多少はあるけれど、ほとんどの部分は未熟であるし、良くない面もたくさんある」
「人間なんだから当たり前でしょう?」
くらいに開き直ることが、気持ちよく生きていく秘訣なのではないかと、私自身も、最近つくづく思っていたところです。
人は多面的で重層的であり、
仮面を付け替えて「こうでありたい自分」
例えば、相手に「好感を持たれる自分」「信頼される自分」「嫌われない自分」「優秀な自分」を演じているのであれば、
そこに、変に固定化された信念やアイデンティティ、プライドを持つ必要も、
「私らしさ」にこだわったり、そこに固執する必要も、実はないのではないか・・・と
自分自身で無意識的、意識的に作っている自分に対する思い込みが足枷になっているのなら、どんどん解放されていきたいですね。
皆さんは、ご自身のことをどのように評価し、どういう人間でありたいと思われますか?
それでは、今日もお疲れ様でした🙏🏻
明日も、貴方の魅力的な面をたくさん見せてくださいね💗
MARIA LILY